船山基紀オフィシャルウェブサイト -the official motoki funayama website- 最新の活動 プロフィール 作品インデックス ブログ

ブログ

メイン

仕事 アーカイブ

2007年04月03日

アイ・ラブ・坊ちゃん

私の大好きなミュージカル、音楽座の「アイラブ坊ちゃん」の初顔合わせがお稽古場でありまして、キャスト、スタッフほぼ全員が揃って、ご挨拶に行ってきました。
 私は作曲で参加しているのですが、芝居はいよいよ6月1日から東京芸術劇場で始まります。これは、自分で言うのもなんですがホントお奨めです。自分で手がけたものを宣伝することは今まであまりなかったのですが、これは観ていただきたいと思っています。とにかく面白いし、泣けるし、笑えるんです。そして帰り道心にほっと明るい灯がともります。まちがいない!
今回は漱石役に初演の時の好演技が印象深かった松橋登さん、私の死ぬほど好きな大女優大方斐沙子さん、坊ちゃん役に颯爽と登場する吉田朋弘さん、などそうそうたる顔ぶれ。面白いこと間違いないです。ミュージカルなんて、と思っている人(白状すれば、私だってそうでした。あ、こんな事言っちゃいけないかな。)騙されたと思って行ってみてください。こんなに楽しい世界があるんです。ほんとだよ。
詳細はhttp://www.ongakuza-musical.com/にて。
bc_menu_01.jpg
bc_bg.jpg

| コメント (0)

神崎ゆう子

%E7%A5%9E%E5%B4%8E%E3%82%86%E3%81%86%E5%AD%90%20207.jpg


%E3%81%8D%E3%82%85%E3%82%93.jpg %E3%81%B5%E3%82%8F%E3%82%8A.jpg


Informationでも告知しましたが、第16代NHK歌のお姉さん「神崎ゆう子」の童謡アルバム作りました。
まだ当社の通販サイトでしか買えませんが(Informationにリンクあります。)、もう少しすれば一般販売店、アマゾンなどで買えるようになります。このアルバムはただの童謡のアルバムだと思ったら、大間違いです。ちょっとした新機軸のアルバムです。自信作です。何度でも繰り返し聞けます。新解釈もあります。オーソドックスなものもあります。私がこの童謡にはこれが一番合うと思ったアレンジをそれぞれに施してあります。私の今まで30年の音楽生活の総てが詰まっています。ぜひ聞いてください。お奨めです。(自分の事お薦めばっかりして、船山少しおかしくなってます。(^.^) 
船山を探求しようと思ったら、これを聞いてください。(そんな人いないですね。)(;^_^;)

| コメント (2)

2007年04月05日

仕事場

IMG_0737.jpg

仕事場はこんな感じで和気あいあい。キーボードは安部潤。要するになれ合いレコーディング。でも私がProTools担当だから安部ちゃんかわいそう。アレンジ考えながらパンチインしているから、どじってばっかりで慣れないことはするモンじゃないね。;^_^)
 でも今まではうちに来てもらって録音なんてなかなか出来なかったけど、これからはいろいろなプレイヤーに気軽に来てもらえそうなので、この先楽しみでーす。

| コメント (2)

2007年04月11日

NHKスペシャル「松田聖子 女性の時代の物語」

今日0:10~再放送あるようです。

私は最後の方で弦ダビングの様子をちょこっと。
でもいいプログラムです。勇気が出ます。パワーをもらえます。ぜひ!

| コメント (8)

2007年06月05日

羽田健太郎さん

私のスタジオ録音処女作ヤマハポップコン「氷河期」弾いていただいていました。何年たってもそのこと覚えてくれていました。久々に会うと「船山くん、氷河期。」とニヤッとするいたずらっぽい表情が脳裏を離れません。
その後も私はハネケンさんのお陰で数々の名曲を録音することが出来ました。
沢田研二さん「勝手にしやがれ」、渡邊真知子さん「迷い道」、五輪まゆみさん「さよならだけは言わないで」中島みゆきさん「時代」山口百恵「パールカラーに揺れて」等々。
数々の賞もハネケンさんのお陰でいただいたようなものです。ハネケンさんがピアノを弾くとそのピアノはたちまちにして、100人編成のオーケストラに早変わりしたものです。

 でもそのプレイとは裏腹に誰とでも気さくに冗談を言ってくれる、優しいそしてひょうきんな先輩でした。
ハネケンさんにはプライベートでもずいぶんとお世話になりました。家探しをしている頃参宮橋のマンションを「僕、引っ越しするから僕のうちどう?」って紹介していただいたり、原チャリずっと貸していただいたり、本当に公私共々お世話になった方でした。

 駆け出しの頃スタジオでディレクターともめていたとき、ハネケンさんが「船山くん、大丈夫だよ。ここんところ僕が弾いちゃうから。」と言ってくれたときのハネケンさんは若輩者にとってはまさに拝んでも拝みきれないほどの神様に見えました。
今はもう本当に天国に行かれてしまったのですね。今これを書いていても涙が止まりません。

 こんなお話を披露するのはどうかと思いますがハネケンさんのお人柄を忍んで、お話しします。
先週の土曜日寝ようとしましたら頭の中に「グ○○○○○イ○○○ノ○○○!船山くん。」という声が聞こえました。それは寝付くまでずっと頭の中をループしていました。自分は「あれっ?何で今頃こんなハネケンさんのギャグ思い出してんだろう?おかしいな。でも、確かにハネケンさんの声だったなあ。」と思っていました。(このギャグ追求しないでください。)
月曜日になってそれがハネケンさんが逝かれた頃だというのを知りました。僕のような者のところまで、ハネケンさんギャグでご挨拶に来られたんです。その時から今まで涙があふれ出てきます。止まりません。
 ハネケンさん、明日お別れに行きます。どうかそれまで旅立たないでください。

| コメント (2)

2007年07月13日

おやすみー!

お休みです。。。
 3月下旬に仕事部屋を桜新町に移して以来一日も休みがありませんでした・・・
・・・あ、うっそー。。。一日あった!忘れてた。。。一昨日すべてが一段落しました。このブログもほとんど手をつけられずに失礼させていただいてました。

 この激動の4ヶ月の間に数々のきらきらした才能あるアーティストの方たちとのお仕事ができ、とても有意義な時間が過ごせました。確かに身体はきつかったですけどね。

 松田聖子さん・・・輝いています。華麗なオーラがまぶしいばかり。すばらしい作品が次から次へと湧き出てきます。アルバム発売中です。8月には「松田聖子x藤井隆」というユニットでTBSのバレーボール・ワールドカップ2007のイメージソング出ます。

 TOKIO・・・7/14土曜日 日本テレビ 夜9時から「受験の神様」の主題歌「本日、未熟者」やらせていただきました。詞曲は言わずと知れた中島みゆきさん。みゆきさんとは「時代」(その前に「アザミ嬢のララバイ」・・・あれ、どっちが先だっけ?)から「悪女」くらいまで随分やらせていただいていて、去年の「宙船」でひさしぶりーということになり(船山ちゃん、なつかしーなー、って言われちゃった。)今回又担当させていただいてます。今回もすごいですよー!ぜひ番組共々聞いて下さい。絶対面白いです。

 純名りささん・・・一昨日終了したのが純名さんのアルバム「ミスティ・ムーン」 8/22発売です。
 もう純名さん綺麗! ジャケット見てください。 そして音楽、Over The Rainbow ,Moon River、Misty Moon,Moon River等々曲目見るだけでワクワクしますでしょ? 見ているだけでもお綺麗なのに又声が美しい。Cotra AltoからSopranoにいたる音域の広さ。それを完璧に歌いこなしています。うちのオケも頑張りました。懸命にどこまでも純名さんについて行きました。結果素晴らしいアルバムになりました。
ぜひ御一聴ください。今回は色々なことがあって楽しいレコーディングでしたよ。
2ショットで楽譜探しのついでにヒルズでお茶・・・フフフ。いいだろー。

 Pan Pop Paradise・・・前にも書きましたが洗足学園音大の打楽器科の学生によるスティールパン(スティールドラム)バンド。初々しく溌剌とした学生達の暑い夏にぴったりのアルバムをお手伝いさせていただきました。このレコーディングのエンジニアはなんと日本の宝、ミキサーズラボの内沼映二氏、梅津達夫氏の両氏。ヌマさんにはミックスまでやっていただき、これまた素敵なアルバムが出来ました。
 何と言ってもメンバーは音大生らしく音楽の基礎が出来ているので、感覚的な言葉よりも音楽用語で会話できたのが私にとってはとっても新鮮でした。;^_^) 

 これ以外にボツになったもの数々(-.-;まあ、よくがんばりました。(^.^)
待ちに待ったオフです。


・・・・・・・・・・・でもいざ休みになると

・・・・・何していいかわからない

・・・・・・あんなに休みたかったのに

・・・・・・・・・とりあえず見損ねてたDVD見るか

・・・・・・・TSUTAUYAいってきまーす!

| コメント (21)

2007年11月07日

ひさしぶりに

御無沙汰してます。久しぶりの更新です。
色々やっていました。

 いつまでもお若い1級船舶免許をお持ちの憧れの若大○の名曲の数々をやらせていただいたり、(これGlockenspielの勉強になります。)同じ曲を3パターン位アレンジして1ヶ月くらい苦闘してみたり(ロック界のカリスマはさすがに魂がこもっています。)、私の大好きな聖子さんをVolley Ball会場に観に行ったり、クリスマスソングやらせていただいたりでとにかくバタバタしておりました。
 それぞれinformationに情報あります。宜しくお願いします。
今はアニメのキャラソンにかかっております。気心の知れたアニメ界のカリスマプロデューサーとのお仕事で、なかなか楽しいです。又出来てきたらご報告します。

 仕事が少し落ち着いているので少し夜のお出かけもしております。
最近では純名りささんが演じられたお芝居「みすずとテルと母さまと」。もう終わっちゃったんですが、泣けました。音楽もよかったです。パーカッション2人だけです。その2人には「自然」という役名が付いているんです。おしゃれです。

 お友達の杉本真人さんのライブ。すんごい年齢層の高いライブでした。(#^.^#)
でも「吾亦紅(われもこう)」がブレイク中なので、熱気ムンムンのライブ、まさに団塊のパワー・・・あなどれないっす。

 そしてWei Wei Wuu (ウェイウェイ・ウー)さんの二胡ライブ。場所がMotion Blue YOKOHAMAだったせいもあるのかな、とても心に残るライブでした。特にピアニストのFEBIAN REZA PANEさんとのDuoは素晴らしかったです。癒されました。ライブで久々集中して音楽を楽しめました。

 最近ブログの更新ないですねえ、というおしかりを受けてようやく重い腰を上げました。
でも近況報告だけでしたね。もっと頑張ります。

| コメント (2)

2007年11月16日

BAMBOLEO

今日待ちに待ったキューバのオルケスタ「BAMBOLEO」のライブ行ってきます。
村上龍さんのRyu's Cuban Night 2007 です。
もうなにが楽しいってBrassが最初から最後までオールユニゾン!でも小手先のハモなんか必要ないくらいかっこいいフレーズ。たまんないっす。たーのしみ。

 突然私事ですがうちのメダカに赤ちゃんが2匹生まれました。最初ゴミかと思いました。;^_^)
元気よく泳いでます。。。

 ボジョレー解禁になりましたね。まだ飲んでません。昨日普通の赤ワインのあてにサツマイモの天ぷらをあわせました。これは天つゆでいただくのではなく、パルミジャーノ(すり下ろし)をたっぷりかけてペッパーを少々挽きかけ、このままオーブンなどに入れずにいただきます。
これ、本当に赤に合うんです。サツマイモのほのかな甘みとパルミジャーノの塩気とこくがワインを一層引き立て、ワインがサツマイモを一ランク上のお食事にステップアップしてくれます。
 一度おためしあれ。うまいのなんのって。。。

| コメント (2)

2008年01月09日

理雄さん

大変ご無沙汰しております。
毎度このように言っている気がします。更新が遅く申し訳ありません。 

 去年の暮れに長く患っていらした鈴木理雄さんが永遠の旅立ちをされました。ご冥福をお祈り申し上げます。

 鈴木理雄さんは元サントリーの宣伝部で「ブランデー、水で割ったらアメリカン。」などの数々のサントリーの名CMを作られた方で、その後演出家として数々のすばらしい仕事を手がけられ、私は公私共々大変お世話になりました。
鈴木さんはサントリーホールのオープンの時には総支配人もお務めになったほど文化芸術に大変造詣の深い方で、私のあこがれの大先輩でした。人生のこと音楽のことお芝居のこと、何かにつけ教えを請うのが私の常でした。今思うとなんと時間は残酷だと思います。もっと教えていただくことがいっぱいあったのに、と思うと今でも涙が止まりません。いつか一緒にお仕事をと思っていましたら、縁があり五輪真弓さんのコンサートの演出をお願い出来た時には本当に嬉しく、どんな言葉も逃さぬよう鈴木さんのお話を聞いたものでした。
 でも長患いが消えた時鈴木さんのお顔がとても安らかで、これはこれでよかったと自分を無理に納得させています。

 昨年は羽田健太郎さん、優しかった叔母、鈴木理雄さんとだんだん寂しくなっていきます。
 でもこれでへこんでいたら旅立たれた皆さんに申し訳が立ちませんね。
今年もがんばります。

| コメント (0)

今年も宜しくお願いします。とひそかに告知。。。

近況報告です。

 前回が11/16だったので続きを。。。
去年のボージョレーおいしかったですね。育ったらどんな味になるんでしょう?楽しみですね。(今頃何言ってんでしょうね。。。)

 お仕事ですが11月後半はタッキー&翼をやらせていただいたり、アニメ「家庭教師ヒットマンReborn!」のキャラソンを作曲させていただいていました。2曲作ったのですが1曲は生まれて初めての「ド演歌」(必聴です。演歌のお仕事やりますよ〜)、もう1曲はポップなラテン系(死語ですかね?)!
ぜひ聞いていただきたいです,皆様に。
Maxi Single 「friend/笹川京子vs三浦ハル」 Ponycanyonから発売中。
 12月は関ジャニ∞。これは今月録音ですね。
あとは恒例のジャニーズカウントダウン。新年初のオールジャニーズ歌い初めは「初唄」お聞きになりましたか? 楽しい曲です。これから毎年新年一発目はこれだそうです。

 その間に松田聖子さんのディナーショウも行かせていただきました。これが又いいんです。本当に聖子さんは来た人みんなを喜ばせてくれる天才ですね。最初っから最後までファンの方たちは一緒に歌っていましたよ。すごいっす!!
聖子さんラベルのワイン。開けられません。飾っておきます。。。

 ワインといえば遂に「Opus One」お正月に飲みました。やっぱりおいしい。余韻が長くてびっくりします。楽器で言えばTubular Bell(筒になった鐘)ですね。

 そうそうお正月といえば、おみくじは「小吉」でした。ころばぬよう地道にゆるゆる行こうと思います。

いい年こいて年頭からB型文章。お許し下さい。だって気が散るんだもん。

どうぞ本年も宜しくお願いします。

 一つ告知を。キーボードマガジン2月号「匠の履歴書」というコーナーに私の音楽履歴を特集していただきました。今まで余り聞かれたことのないお話をさせていただいております。よろしければお手にとって笑ってやって下さい。宜しくお願いします。
 あと(一つじゃなかったですね。)若者募集中であります。これはミュージックマンとキーボードマガジンに告知してありますが、船山基紀と一緒に音楽やってみたいという方を今募集中です。 詳細はこちら。

| コメント (2)

2008年03月08日

寒い国から来た少年

もう20年近く前、それが暑かった頃か寒かった頃か季節も忘れました。
ある日私の先輩が(本当に高校のブラスの先輩です。)「船山君、今度デビューを考えている3人組だんだけどさあ、ちょっと会ってくれないか。」と紹介された3人の少年がいました。まあこういっちゃあ何なんですが、その少年たちは見るからにカントリー色満々。好きなアーティストって誰なんていうところから話し始めると「スティー・ビー・ワン・ダーとかブラックコンテンポラリーなものが好きです。」(ビーとワンにアクセントがあります。)っていう最初の一言で「あれっ!?大丈夫かな?」って失礼にも思ったものです。だってこのアーティストの発音でこんなアクセント聞いたこと無かったんですから。でも、先輩が「まあ聞いてみてよ。」とプレイバックしたデモテープ。これが大衝撃 だったのです。かっこよすぎる音楽。センスよすぎ!
 なんと言っていいかわからないこのギャップ!
なんたって彼ら3人の間の会話は全く理解不能。それなのに僕らを説得し倒して余りある彼らの音楽。さらにボーカル、作曲、キーボード担当だというちょっと太めの少年は会話のセンスも抜群!(特に雪国の下ネタは最高です!)
あっという間に僕らは彼らのファンになっていました。
 その少年はその時コードネームというのを知らず、譜面には全部音符でコードのおさえ方がびっしりと書かれていました。そのおさえ方が又センスいいんです。かっこいいの。
聞けば彼らは青森から来たとのこと。当時青森ではレコード、CDがなかなか入手困難で東京に来たら何でも売っているってすごく嬉しそうでした。そんな限りある音源の中から自分の好きなもの見つけて死ぬほど聞き込んでコードネームを知らずにコピーして・・・。
今だったらコピー譜は売っているし、欲しい音源はネットで買えるでしょ? それはとっても便利でいいことだけど、必死に何かにしがみついて自分の欲求をどこまでも追求しようとするには、ちと便利すぎかもねなんて思ったりします。
 そんな少年が一昨日ひょっこり訪ねてきてくれました。いやー嬉しかった。なんたってこんなにビッグになったんだもの、あのときの少年。そして昔とちっとも変わらず人なつこい笑顔を振りまいていきました。いつまでもファンでいるぜ、竹善!

chikuzen.jpg

| コメント (9)

2008年04月25日

Mac Only

例によってご無沙汰です。(この日本語変?)
きょうはまじめに私のPC環境のお話。

 私の制作方式は
Hard Disk RecorderーProTools MacG5
MidiーLogicPro8 Mac G4
というのが基本です、・・・でした。

ところがG4が寄る年波に耐えかねて、悲鳴を上げつつ落ちまくります。体力はまだまだとは思いますが、なにせLogicが重い。Midiだけならなんとかなってもこのご時世。アウトボードのシンセ類を使う頻度が極端に減りました。まあ再現性と利便性と私の年を考えれば当然といやあ当然なんですが。

 例えば利便性とか私の年というか体力に関して具体的にどういう事かと言いますと、
シンセを扱うには、やれ配線、やれノイズが乗った、音色エディットしよう、あれ?Midiが行ってないなあ、あ、後ろいじったら電源抜けちゃったよ、ファンに埃詰まってらあ、ジャック磨かないと、電源ケーブル変えたら音変わるらしいぜ、OYAIDEより○○○のほうが高いけどぬけがいいみたい、今度のKorgいいみたい、なんて金と手間と体力がいることばかりです。
 ところがソフトシンセたるや、インストールさえしておけばノイズの心配、配線、メンテの労力、一切要りません。おまけに安い。(;^_^;)

 で、この頃の私はソフトシンセ依存症に陥っています。こうなると満足に働けなくなったG4君には申し訳ないんだけど、いよいよ肩たたきの時期が来てしまったかなと考えました。

 次なる機種の選定にはずっと私の機材のアドヴァイザーであるhttp://sounduno.com/の宇野さんに相談し、あれこれ環境案を出していただいたのですが、最終的にMacBookProに決定しました。Logicが問題なくフルパワーで使えることと、その他WinでやってたこともMacに移行可能なこと、あとこれが一番大きかったのですがデザインです。Winではどうしてもこのデザイン面でマックには見劣りがし、唯一許せたのがVAIOですから。
 これにより今までNoteとして使っていたVaio typeSは息子へお下がり。

 ついに我が仕事部屋にはWin環境がなくなりました。(ただしこれは正確じゃなくて実際にはVienna InstrumentsとGIGA Studiox2の計3台はカスタム機でWin環境ですが、楽器以外のことには使用しないので。)

 思えば私の最初のPCはMac ⅡCi。それから今日まで(OS6.x.xからLeopardって事です。)職業柄Macは欠かしたことがなかったのですが、Windows95以来のWin環境が急になくなるってのも少々不安ですね。

でもIntelMacのこの時代、まだこの環境で1週間ですが、さほど不便を感じたことはなく、いまのところ至極快適で気に入ってます。今までは制作以外にMacは使わなかったので、さしてO.S.xの多彩な機能には興味がなかったのですが、レパードの環境下「.Mac」の便利な機能もあれこれ浦島太郎状態で楽しんでます。

 

| コメント (0)

ここのところ

楽しいお仕事続いてます。

Mac環境のせいもあるのですが、アレンジしながら楽しーい、って思うお仕事が多くて充実しています。
 そんな中でも最近で一番楽しく、ちょっとスピリチュアルな体験ありーのがゴスペラーズとのお仕事。
 
 とにかく歌が最高。気持ちいいったらありゃしない。(^^)V 仮歌入れている時見せていただいていたのですが、久しぶりに歌のパワーを感じて鳥肌たちました。仮歌段階なのにです。(仮歌ってレコーディングの時、演奏するミュージシャンのためにガイドとして入れるボーカルのことです。)
 まあ、これは当代きっての人気グループです。当然といえば当然ですが、生で聞くとすごいです。ぞくぞくします。音楽の力です。

 音楽の力と言えばもう一つあります。それは私が担当した曲の作曲家が故井上大輔さんなのです。デモテープ聞かせていただきました。正直ウルっと来ました。まるで昨日作ったかのように新鮮な大輔さん(本当は大ちゃんって呼んでました。)の歌声。かーっこいい!んです。
 もう何年も前の作品なのに全く色あせていない。むしろきらきら輝いていました。ウルっと来た後はもう嬉しくて嬉しくて、早速ゴスペラーズ用にアレンジ始めたのですが、これが不思議。一点も悩まずにどんどん、どんどんアイディアが出てきます。この時ゴスペラーズのメンバーはほぼ完璧なボーカルアレンジをしていたせいもあります。私はただそれに乗っかってオケを考えていただけという事もあります、勿論。
でもそれとは別に妙に仕事がはかどるというか、アクセレーターが働いたようにがんがん出来ていきます。そしてその間中脳をドーパミンが駆けめぐり、アドレナリン出っぱなし状態。
 なんだかすごく楽しくて仕方なかったです。で、気がつくと、ちょっと危ないオッさんですが、天井を見上げている自分に気がつきました。その瞬間「あ、大ちゃん・・・」と思うやいなや、椅子に座っていた自分がフワッと浮いたような気がしました。これはうそーっと思われてもしかたないと思いますけど、本当の話です。きっと余りに音に集中していたから、というほうが正しいかもしれませんが、でも絶対自分は浮きました。フワッと浮きました。
 で、その時一瞬天井に見えた大ちゃんはにこにこ顔でした。すごくにこにこされてました。よかった〜。。。(#^.^#)

 あとこの作品の作家陣をご紹介しておきます。
作曲;井上大輔
作詞;松本隆
編曲;船山基紀

ついでにね、エンジニア吉田保さん。;^_^)

| コメント (10)

2008年07月04日

SAYONARA MIDI CABLE

先日自分にとっては画期的なシステムを仕事場に導入しました。
私の主力ツールであるVienna Insrumentsに新しくVienna Server Interfaceという方式が開発されました。
機械音痴なので専門的な話はこのシステムの導入を推薦していただいたサウンドウーノの宇野さんの記事などを参考になさってください。http://www.sounduno.com/column/?cat=12
 ここでは難しい話抜きで実感的に音楽家としてどうかという話しをします。

 このシステムの利点というのはMIDI Cable,MIDI Interface,Audio Interfaceの3点が不要になるという事です。
 私の旧制作環境ではまず演奏データをLogic Proで打ち込み、Midi DataはMIdi Cableを介して、Midi Interfaceに送られ、そこからVienna InstrumentsにMIDIが送られて初めて発音し、そのデジタル音がデジタルケーブルを伝いProToolsのAudio Interface に入力されて録音できるという流れです。
新システムではこれをすべてLAN(GIGA BIT)上でやってしまうため、LogicからMIDI Dataは出力しますが後はLAN Cable1本でMIDIとAudio Dataが行き来して、ProToolsに録音できる事になります。MIDIは転送スピードが速いせいか快適になります。
ついでに言いますとMac(Logic,ProTools)、Win(Vienna Instruments)同居しています。
さらにViennaはProToolsのRTASプラグインとして動作します。これも画期的で厳密に言うとプラグインというよりはREWIREとも言うべきで、要するにLANでつながったWinマシーン上のViennaをあたかもProToolsの内蔵プラグインのように使えます。セッションを保存するとViennaのセッティングもProToolsセッションとして保存できます。従ってProToolsのメモリーを消費することなく、膨大なViennaを駆使できる事になります。
又先述のようにAudioもLAN上で出力できますから、Audio Interfaceを介する必要がなくなります。我が「192」Audio Interfaceも8 inputチャンネル増設してありますが、そんな必要もなくなりました。この増設Input売りに出そうと思っています。誰か買って。。。;^_^)

宇野さんによるとこういった方式はこれからもっと拡がっていくようです。
つまりSAYONARA MIDICABLEって事で。
ああ、自分で書いてて訳わかんなくなってきた。

 まあ、私の仕事場も時流に流されてどんどんアウトボードがソフトシンセに変わっていくわけです。私の機材も一気に売りに出すつもりです。たいしたメタボではなかったけど、スリムで済むならすっきりしたいなあと思ってます今日この頃。
ああ、たまに書くとつかれるわぁ。。。

| コメント (8)

2009年02月24日

師匠

KIF_1296.JPG
KIF_1305.JPG

私が勝手に師匠と思いこんでいるDon Sebesky先生です。なんとあの名著
「Don Sebesky The Contemporary Arranger」にサインまでいただいてしまいました。

今New Yorkです。とんでもない豪華なセッション見学に来ました。
わかりやすく言えばDon先生のアレンジでBig Bandのセッションがあったり、(そのセッションには何気なくRandy Breckerが3rd Trumpetにいたりします),Rod StewartのGreat American SongsのアレンジャーBob Mannのセッション(弦ダビもある!N.Y. フィルのメンバー中心だって!)があったりで、信じられないです。。

今日のセッションの後Village Vanguard行きました。Thad Jones & Mel Louis Orchestraが出ているからです。
行ってみたら、Randyは客席にいるし、メンバー1/3くらい昼間のセッションのMusicianでした。サドメルは昼間のセッションで1st TromboneだったJohn Moscaがリーダー。
「Tip-Toe」で始まり「The Groove Marchant」で終わるという信じられない豪華なプログラム。私もう死んでも良いと思いました。
N.Y.に住みたいです。

| コメント (7)

2010年01月29日

ニューグローブ世界音楽大事典

この仕事してて音楽事典持っていません。わからないことはネットで調べるようにしています。
学者じゃないんだからと言い訳をしていたんだけど、この歳になってやっぱりきちんとしたものをと思い以前から気になっていた「ニューグローブ世界音楽大事典」を調べてみました。

どっひゃ〜〜! ¥546,000.-だってさ。ネット版もあったようなんだけど、シングルユーザーで年¥252,000.-の会費、おまけに今年でサービス終了だって。年¥25万も払えるんだったら買うよね。
 でも調べれば調べるほど、これ欲しくなっちゃった。誰か買ってーーー!!!

| コメント (0)

2010年02月03日

クラウス・フォアマン

BSでクラウス・フォアマンのドキュメンタリー「サイドマン」観ました。

幻のベーシストといわれ、影のビートルズとも言われたくらい、ビートルズのメンバーと仲良かった人。実際ジョンの「Imagine」もクラウスがベース弾いてるし、プラスティックオノバンドにもいたし。グラフィックの才能もすごくて「リボルバー」のジャケットもやってるんだよね。

去年初めて出したリーダーアルバムのレコーディングセッションも収録してたけど、メンツがすごいの。ヴァン・ダイク・パークス、ドクター・ジョンがピアノ弾いたり、ジムケルトナー先生が叩くわ、リンゴ(ドラムが歌うね)とダブルドラムやるわ・・・。セッション観るだけでワクワクします。リチャード・ペリーもついてます。;^_^)

 極めつけはCarly Simonね。やっぱりMarthas Vineyardにいるんだよね。東で成功して、離婚して、自然派で、リッチで・・・。

クラウスはその人柄の良さと卓越した才能で皆に愛され、でも僕はうまくないといって客席に背を向けながらひたむきに弾くベーシスト。

御年70才。かっこいいなあ。

| コメント (0)

2010年02月05日

石森楽器修理所

NHK総合「ブラタモリ」観ました。今回のテーマは「大久保」だったですね。
観ていましたら、なんだか見覚えのある路地が映りました。高橋管楽器です。
実はこの路地、昔は管楽器の修理店が2軒向かい合わせにお店を開いていて、管楽器をやっている方なら必ずといっていいほど知っている有名な路地なのです。

ちなみに私は高橋さんの向かいの「石森楽器修理所」のほう専門で、今回初めて高橋さんのほうを見せていただきましたが、懐かしいたたずまいは石森さんと全く一緒でしたね。石森楽器のほうはどうも引っ越しなさったようで、大きくなっていました。サイトには私の知っている石森楽器修理所の白黒写真がありました。懐かしいです。
http://www.ishimori-co.com/

この石森さんには数々の思い出があって、それは私の音楽との思い出にほぼシンクロしています。

初めて石森さんに行った時のことはよく覚えています。

私は中学校ブラスバンド部で初めてサキソフォーンに出会いました。
嬉しくて毎日夢中で練習していたのですが、どうにもこうにもDの音になると息が苦しくなる。無理して大きな音を出すとプとベを一緒に発音したような音になる。でもこれは自分が悪いと楽器のくわえ方を治したり、息の量を調節してみたり、でもプベは直らない。思いあまって顧問のM先生(音楽の先生)に訴えたら、「あ、こりゃタンポが破れとるわ。」と一言。

その当時の区立中の備品の楽器なんて相当ひどかったから、直そうと思ったら全員分直さなければいけなかったはずだが、壊れているのに気がつかない子、壊れている事に気づいているが自分の練習が足りないからだとひたすら練習する子などはそのままに、キーのスプリングが折れてどうしても「星条旗よ永遠なれ」が出来ないと言い張る(言い張ったんじゃないね、本当に無理だもん)ピッコロのH先輩と、つば抜きのコルクが腐って空気が抜けているトロンボーンのYとタンポがだめな僕のアルトサックスとぴかぴかのマイフルート(その当時でマイフルート!)を持っていて、修理なんか縁がなく、ただみんなが行くというのでついていくことになったA子、引率のM先生計5名で、石森目指して東中野から神田川沿いに、ロッテ工場脇、小滝橋、大久保駅と歩きましたね。私はアルトサックスを持っていたから一番重くて(トロンボーンて意外に軽いんです)でもそんなことA子に悟られたくなく、学生服の中は汗びっしょり。手はパンパンになり、石森についた頃には指がCの字になったまま。

でもなぜかこの道中はものすごく楽しくて、それは多少なりともA子がついてきたことにも関係があり、徒歩の長い道のりの疲れも相まって何でもない音楽の話をしている時も、やたらエンドルフィンが分泌されていたに違いないハイテンションだったようで、このことは今でも心に残っています。

さて石森さんのところは本当に普通の民家でガラス戸をがらっと開けると、眼光鋭い職人さんが一斉にこちらを一瞥してきました。思わず中学生、視線が足下に・・・と思いきやA子だけはキッチリとメンチ切り返してたなあ。

先生が修理の依頼をしていると、いきなり奥で職人さんがテナーサックスを「グ、ゴ、ゴ、ゴ !」(そう聞こえたんです)試奏し始めた。最終チェックだったんでしょう。「グ、ゴ、ゴ、ゴ !」の次はガアガアガアガと下降スケール、上向スケールと吹きまくったのです。

それまでプロというか大人の人が吹くサックスは航空自衛隊音楽隊の夏の一日講習会でしか聞いたことがなかった私たちは、この職人さんの音に度肝を抜かれて、全員唖然としてぽかんと口あけて見ていました。「すっげー、チャーリー・パーカーかグレン・ミラーオーケストラ、はたまたビリーボーン楽団みたいだあ・・・。」その頃私はブラスに夢中で、ジャズとかポップスのサックスといったら、こればかりしか思い浮かばなかったのです。

その全員金縛り状態のなか、ふとA子のポニーテールの横顔を盗み見た私は、A子の瞳にチカッと浮かんだ光は見逃しませんでしたね。
「これだ!これっきゃない!」オシッコちびりそうになりながら、心の中で叫んだものでした。

そう大久保のこの地から、私の音楽遍歴は始まったようなものです。

| コメント (0)

2010年03月14日

ひと皮むけました

今までカバーなどないと思っていたキーボードの機種名のところが、ビニールでシールされていました。
ちょっと気泡が出たので、あれ?と思い、ビーッと一気にむいてやりました。
気持ちよかったぁ。
なんだか新品に帰ったようで、得した気持ちになりました。
貧乏性かなあ。
2010031416140000.jpg

| コメント (0)

2010年04月02日

満開!

何か変だった。三号線を環状線に向かって走っても一切渋滞の表示がない。環状線も全く。三軒茶屋から入ったのに、「霞ヶ関まで10分」の表示。
平日の昼過ぎなのにおかしいでしょ?がらがらなんだもん。おかしいなあ、なにか変なことなければいいけどなあと思って、北の丸出口を降りた途端、なんじゃこれは! 

 いやな予感当たったかな? 路上は人人の山。うん!?もうお客様がいらしてるのかな? 時間間違えたかな? と矢継ぎ早に?マークの連続。気を取り直してそんなわけないと思ったら、目に飛び込んできたのは、この満開の桜。
 まあ、渋滞無しとはなんの関係もないけど、私はすっかり東京の桜の名所で1日過ごすことを失念してました。

 今日は石丸幹二さんが読売日響とのコンサート。リハ終わって早速大手門からお堀の桜をぱちり、ぱちり。思いがけず、どんぴしゃのお花見が出来ました。満開の日に桜を観たのは何年ぶりだろう。
コンサートも大盛況で、石丸さんかっこよかったです!
オケも聞けたし、今話題のあの方の生歌も聞くことが出来て、有意義な一日になりました。
Budohkan.jpgChidorigafuchi.jpg

| コメント (0)

2010年10月23日

新生活 by SOUND UNO

このblogも、半年おきにアップするような怠惰な事を続けていたら、いつの間にか世の中はつぶやく方向へ行っていましたね。こちらは毎日全世界から500件ほど入る、ご親切な「ヴァイ○○ラ」のお奨めを棄てるのが週末の癖で、そんなこんなで秋になっていまいましたね。

 さて、5年ほど酷使してお世話になったMacG5も光速がごとき技術革新にはついについて行けなくなり、システムの大幅な更新をしました。といってもMacPro Quad-Coreを1台導入しただけです。
以前まではG4,G5,McBookPro,カスタムWindows64bit.カスタムWindows32bitx2計6台をMidiOverLAN http://www.musiclab.com/products/rpl_info.htmというシステムで、Audio,MIDIをLAN上で運用していました。

 私の主戦力としては皆さんご存じのVienna Ensemble http://www.crypton.co.jp/vienna/があるわけですが、そのメーカーからVienna Ensemble Proというサーバーシステムが発表され、VSTがそのサーバー上で運用可能になり、それによってメモリー管理も厳格に出来るため、より多くのソフトウェアー音源がProTools上で走らせる事が出来るようになりました。(注1)
 といってもこれは全くの受け売り、というか受け売りも正確かどうかは、私にはわかりません。私にわかる事と言えば、今までと同等以上の事が、Windows32bit機x2使わなくても出来るという事ぐらいです。

 もうお分かりとは思いますが、このシステムを構築してくれたのが、いつものSound Uno http://www.sounduno.com/の宇野さんです。彼の言うとおりに、というか全くお任せで半日待っていたら、以上のようなシステムが出来ました。まさに匠のなせるわざと言いましょうか、素晴らしい出来です。これ今時の業界人にはとってもお奨めできます。こちらが必要なソフト、こういう事したいという希望を伝えておくと、全部整理されてアプリ間の相性等をすべて考慮してインストール済みのMacを持ってきてくれるのです。プロはこうでなくっちゃ、というワザです。

 で使用感ですが、とにかく楽です。かなりの編成がMacPro、MacBookProとWindows64bit機(注2)それぞれ一台ずつで組めてしまいます。私の場合MacBookProでLogicも走らせていますので、今や無敵に近い状態で、どんな編成も無理なく可能になってきました。
例えばHolstの「惑星」をスコア通りの楽器を使用して再現しつつ、デューク・エリントンのビッグバンド、Red Hot Chili Peppers、グレン・グールドのソロピアノを競演可能です。豪華なメドレーになります。「おぜぜ」いただければ、やりますぜよ〜。;^_^)

 というわけでいらなくなったG4,G5,等を売ろうかとせこい事を考えましたが、高くても5万円くらいにしかならないらしく、毎度おなじみ「オブジェ化」を考えています。そういえば、Fairlightもオブジェにする予定なんだけど・・・。なんかねえ・・・。

注1;あのあくまで感覚で書いていますから、間違っているかも知れないので、先に謝っておきます。だって、わかんねーんだもん。何でこんな事ができるのか。

注2;余談ですが、このカスタムWindows機のOSは製作してくれた宇野さんによると非常にレアなバージョンらしく、ごく短期にしか販売されなかった、Windows XP SP2 64bit Englishです。よくわからないけど、レア物だって。

| コメント (0)

2011年02月03日

世界の神保彰さん、世界のエリック宮城さん!

長年こういう仕事をしていると、時々至福の時間というご褒美をいただく事があります。

 今年に入ってお手伝いさせていただいていた堂本光一さんの「Endless SHOCK」http://www.tohostage.com/shock/index.htmlの仕上げに、世界的なミュージシャン、神の手、あるいは千手観音と称されるドラム神保彰さん
http://akira-jimbo.uh-oh.jp/profile.htmlと、
日米のみならず全世界にその名を知られた名トランペッターエリック宮城さん
http://www.ericmiyashiro.com/に、スコアーの仕上げをしていただきました。
とにかくレコーディング中は感激を通り越して、音楽好きにはたまらない時間でありました。

 昨今のレコーディングではコンピューターが介在しない物はほとんどないので、心あるミュージシャンの方には音楽的にコンピューターにかなり妥協していただいて、その上で音楽を表現していただかなくてはなりません。
 今の音楽製作というのは私が先にコンピューターのみでまずサンプルとなる音楽を造り、それを関係各方面の方に聴いていただいてコンセンサスがとれたら、初めてスタジオでレコーディングという段取りになります。その事の是非はともかく、事前にある程度の予測がつくというのは今の時代必要とされているわけです。昔のように力業で数やって「Happening」を期待するという方が、クリエイティブの本来的だとは思っても、現在の社会状況的にはなかなか難しい事ではあります。
 ただ沢山の人が関わる事ですごい事が起きる事もありますが、現在のようにPCで一人で製作するという事は、逆に言うと自分の我を押し通す事も可能で、私的にその点が気に入っている場合も多い事は事実です。(笑)

 さて神保彰さんに今年発売の
「JimboJamboree」http://www.kingrecords.co.jp/categorylist/jazz/index.htmlという、非常に元気の出るご自身のリーダーアルバムいただいちゃいました。これが、いい! 決してリズムだけに走ることなく、メロディーが心に残るフュージョンアルバムです。なんたってエイブさんとか歌っちゃうんだもん。楽しいですよ。
 
 私と神保さん、音楽的接点がなさそうで?の方もいらっしゃると思いますが、実は同じような音楽経歴を経てきているのと、神保さんの懐の深さと神保さんをご紹介いただいた共通の友人、ファイブナインファクトリーの佐久間プロデューサーhttp://www.fivenine.biz/FIVENINE_SITE/TOP.htmlのお陰で今までお付き合いさせていていただいております。

 えっ!音楽経歴違うだろうが!・・・おっしゃる通りで、世界的なバンドの神保さんを同じ釜の飯食ったような話しにするのはいただけないのですが、実は神保さんはかの慶應義塾大学ライトミュージックソサエティーhttp://www.fujikirin.co.jp/~klms/の名ドラマーで、私の方は早稲田大学ハイソサエティーオーケストラ」(中退です)http://www.high-so.com/index.htmlでアルトサックスをやっていたのです。いわゆる学生ビッグバンド早慶戦です。ああ慶早戦ですね。済みません、慶応の方々。

 勿論時代も違いますし、音楽的成熟度も比較にならないのですが、私としては無理矢理そこに共通点を見いだして、私のセッションに参加願っているわけです。だから譜面もいい加減で、「神保さん、これは(いわゆる)って感じでお願いします。」なんてスタジオでお願いしちゃってるんですから、知らない人がご覧になったら「何だ、世界の神保さんに、あんないい加減な・・・。」・・・なんて、怒る人はいないとは思いますが、まあ神保さん任せのいい加減なアレンジャーです。(笑)
アレンジャーがいい加減でも作品は超一流の名プレイヤーのお陰で、素晴らしい物になりました。今のところは帝劇に行っていただかないと聞けませんが、ひょっとしてDVD化されたら、皆様にも聞いていただけるかなと思います。DVDなるかな、ならないかな?
最後にちょこっとだけ神保さんのお写真とアルバムジャケットを。

今回神保さんのお話が長くなってしまったので、エリックさんのすごさについてのお話は又日を改めてさせてください。

JimboSan.jpg

JimboJamboree.jpg


| コメント (0)

2011年03月06日

Vienna Instruments Pro+ Dimension Brass

Dimension Brasshttp://www.crypton.co.jp/mp/do/prod?id=34270のTrumpetをVienna Instruments Prohttp://vsl.co.at/en/211/497/537/1456/1083.htmでプログラム中です。
いやあ〜恐れ入りました。

 Vienna Instruments ProのHumanize機能が半端じゃない。同じ音を続けると微妙にピッチとかエンベロープが自動的に変化していく、つまり同じ音が繰り返されないようになっているのです。
 例えば人間が演奏すると(一握りの天才的な演奏家は別として)全く同じ音は二度とでないのです。管楽器で言えば息の強さであるとか、舌のあて方とかが全く同じになることはない。だからいい音楽になる訳です。

 この点コンピューターはプログラムしたが最後、同じ音なら全く同じ音「しか」でない物でありました。
ところがこのVienna Instruments ProというアプリケーションにVienna Symphonic Libraryを立ち上げると、まるでそこに演奏家がいるかのように、ごく人間的な微細なミス?をしてくれるのです。
 つまりピッチで言えば。コンピューターの音は通常正確な音程を音の出だしから再現しますが、このアプリでは音の出だしをちょっと探るかのごとくピッチを揺らしたりするのです。これはアンサンブルをやった経験がある方はわかるかと思いますが、音を出した瞬間あれ?少しピッチ低かったかな?合わないな・・・ちょっと高めにしよう、なんてことを時間にしていえば5msec位の間に人間はやってのけます。これがV.I.P.で再現可能になっています。

 今までもHumanizeという名称の機能は既存のシーケンサーアプリケーションにはありましたが、ここまで発音そのものを人間的に再現できたアプリはないような気がします。
まして現在世界最高のオーケストラ音源である Vienna Symphonic Libraryの音源をこのアプリで鳴らせば・・・すごいとしかいいようがないですね。

 人間は日夜努力し完璧を目指していますが、コンピューターはどんどん人間くさく、不完全な物を目指しています。
 おもしろいですね。;^_^)

| コメント (0)

2011年10月07日

Face Bookより転載します

ブラス指導者の方、お友達にブラスの指導者がいらっしゃるという方いらっしゃいますか?

 Alfred Pub.から出ている Belwin Young Band シリーズの「トランペット吹きの休日 Bugler's Holiday」バンド譜(スコア、パート譜付き)新品未使用持っています。
Young Bandシリーズとはいえ、16分音符無し、TrpはDまでというBeginner用アレンジになっています。つまりオリジナルのルロイアンダーソンはin Bで始まりますが、この版はin Esからはじまります。小学校のブラスか、中学校1、2年生くらい向けだと思います。演奏は一見非常に簡単のように見えます。

もしもらっていただける方いらっしゃいましたら、お送りしたいと思いますので、こちらにコメント残していただくか、FaceBookご利用でしたらそちらからメッセージでもかまいません。なお、複数のお申し込みありましたら、申し訳ありませんが先着順とさせていただきます。では、宜しくお願いします。

YoungBand.jpg

| コメント (1)

2011年10月23日

アイ・ラブ・坊っちゃん2011〜FaceBookより

topimg_b2011.jpg


今日は来週から青山劇場で公演する「アイ・ラブ・坊っちゃん」のお稽古に行ってきました。
やっぱりこのミュージカル、面白いです。リハ見てるだけで、笑えて泣けちゃいます。初演から20年弱たちましたが、毎回新鮮で見終わった後爽やかな気分になれます。確かに私が音楽書いていますが、リハですら毎度感動してしまいます。
ぜひ劇場でご覧になって下さいまし。
http://www.ongakuza-musical.com/sakuhin/botchan.php

アイ・ラブ・坊っちゃん2011 ~夏目漱石が『坊っちゃん』を書いた11日間~
www.ongakuza-musical.com
平成23年度(第66回)文化庁芸術祭参加公演。【東京公演】 2011年10月29日(土)~11月6日(日) 青山劇場/【大阪公演】 2011年11月12日(土)・11月13日(日) イオン化粧品 シアターBRAVA!/「てやんでぇ べらぼうめ!!!」-1992年の初演時から「日本のオリジナルミュージカルの到達点」と絶賛された、音楽座ミュージカルの記念碑的作品。単に小説「坊っちゃん」をミュージカル化したものではなく、小説の執筆を通して、夏目漱石が自分自身と向き合いながら自己を回復していく過程と、その苦悩をしっかりと受け止めながら生きる妻・夏目鏡子の愛を描いた、全くのオリジナルストーリーである。

| コメント (0)

2011年11月02日

オフィシャルサイト

Information、一年間アップデートしてなかったですね。先ほど気がつきました。至急アップするようにします。
この頃Face bookをブログ代わりに使っていたので、チェックし忘れていました。申し訳ありません。今しばらくお待ちを。

| コメント (0)

About 仕事

ブログ「船山基紀オフィシャルウェブサイト:blog」のカテゴリ「仕事」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは食べ物です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Copyright © 2007 Motoki Funayama All rights reserved.