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2008年04月 アーカイブ

2008年04月25日

Mac Only

例によってご無沙汰です。(この日本語変?)
きょうはまじめに私のPC環境のお話。

 私の制作方式は
Hard Disk RecorderーProTools MacG5
MidiーLogicPro8 Mac G4
というのが基本です、・・・でした。

ところがG4が寄る年波に耐えかねて、悲鳴を上げつつ落ちまくります。体力はまだまだとは思いますが、なにせLogicが重い。Midiだけならなんとかなってもこのご時世。アウトボードのシンセ類を使う頻度が極端に減りました。まあ再現性と利便性と私の年を考えれば当然といやあ当然なんですが。

 例えば利便性とか私の年というか体力に関して具体的にどういう事かと言いますと、
シンセを扱うには、やれ配線、やれノイズが乗った、音色エディットしよう、あれ?Midiが行ってないなあ、あ、後ろいじったら電源抜けちゃったよ、ファンに埃詰まってらあ、ジャック磨かないと、電源ケーブル変えたら音変わるらしいぜ、OYAIDEより○○○のほうが高いけどぬけがいいみたい、今度のKorgいいみたい、なんて金と手間と体力がいることばかりです。
 ところがソフトシンセたるや、インストールさえしておけばノイズの心配、配線、メンテの労力、一切要りません。おまけに安い。(;^_^;)

 で、この頃の私はソフトシンセ依存症に陥っています。こうなると満足に働けなくなったG4君には申し訳ないんだけど、いよいよ肩たたきの時期が来てしまったかなと考えました。

 次なる機種の選定にはずっと私の機材のアドヴァイザーであるhttp://sounduno.com/の宇野さんに相談し、あれこれ環境案を出していただいたのですが、最終的にMacBookProに決定しました。Logicが問題なくフルパワーで使えることと、その他WinでやってたこともMacに移行可能なこと、あとこれが一番大きかったのですがデザインです。Winではどうしてもこのデザイン面でマックには見劣りがし、唯一許せたのがVAIOですから。
 これにより今までNoteとして使っていたVaio typeSは息子へお下がり。

 ついに我が仕事部屋にはWin環境がなくなりました。(ただしこれは正確じゃなくて実際にはVienna InstrumentsとGIGA Studiox2の計3台はカスタム機でWin環境ですが、楽器以外のことには使用しないので。)

 思えば私の最初のPCはMac ⅡCi。それから今日まで(OS6.x.xからLeopardって事です。)職業柄Macは欠かしたことがなかったのですが、Windows95以来のWin環境が急になくなるってのも少々不安ですね。

でもIntelMacのこの時代、まだこの環境で1週間ですが、さほど不便を感じたことはなく、いまのところ至極快適で気に入ってます。今までは制作以外にMacは使わなかったので、さしてO.S.xの多彩な機能には興味がなかったのですが、レパードの環境下「.Mac」の便利な機能もあれこれ浦島太郎状態で楽しんでます。

 

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ここのところ

楽しいお仕事続いてます。

Mac環境のせいもあるのですが、アレンジしながら楽しーい、って思うお仕事が多くて充実しています。
 そんな中でも最近で一番楽しく、ちょっとスピリチュアルな体験ありーのがゴスペラーズとのお仕事。
 
 とにかく歌が最高。気持ちいいったらありゃしない。(^^)V 仮歌入れている時見せていただいていたのですが、久しぶりに歌のパワーを感じて鳥肌たちました。仮歌段階なのにです。(仮歌ってレコーディングの時、演奏するミュージシャンのためにガイドとして入れるボーカルのことです。)
 まあ、これは当代きっての人気グループです。当然といえば当然ですが、生で聞くとすごいです。ぞくぞくします。音楽の力です。

 音楽の力と言えばもう一つあります。それは私が担当した曲の作曲家が故井上大輔さんなのです。デモテープ聞かせていただきました。正直ウルっと来ました。まるで昨日作ったかのように新鮮な大輔さん(本当は大ちゃんって呼んでました。)の歌声。かーっこいい!んです。
 もう何年も前の作品なのに全く色あせていない。むしろきらきら輝いていました。ウルっと来た後はもう嬉しくて嬉しくて、早速ゴスペラーズ用にアレンジ始めたのですが、これが不思議。一点も悩まずにどんどん、どんどんアイディアが出てきます。この時ゴスペラーズのメンバーはほぼ完璧なボーカルアレンジをしていたせいもあります。私はただそれに乗っかってオケを考えていただけという事もあります、勿論。
でもそれとは別に妙に仕事がはかどるというか、アクセレーターが働いたようにがんがん出来ていきます。そしてその間中脳をドーパミンが駆けめぐり、アドレナリン出っぱなし状態。
 なんだかすごく楽しくて仕方なかったです。で、気がつくと、ちょっと危ないオッさんですが、天井を見上げている自分に気がつきました。その瞬間「あ、大ちゃん・・・」と思うやいなや、椅子に座っていた自分がフワッと浮いたような気がしました。これはうそーっと思われてもしかたないと思いますけど、本当の話です。きっと余りに音に集中していたから、というほうが正しいかもしれませんが、でも絶対自分は浮きました。フワッと浮きました。
 で、その時一瞬天井に見えた大ちゃんはにこにこ顔でした。すごくにこにこされてました。よかった〜。。。(#^.^#)

 あとこの作品の作家陣をご紹介しておきます。
作曲;井上大輔
作詞;松本隆
編曲;船山基紀

ついでにね、エンジニア吉田保さん。;^_^)

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